底辺からなんとかはいあがろうとするも、やる気のないダメ人間の怠惰な日常

役所は疲れる

平日に役所へ行けるのは、いまの身分の唯一といえる長所だ。
混雑を避けて遊びにいくこともできるが、金がないからできない。

役所はどこもなぜか薄暗い。
震災後の節約ムードが始まる前から暗かった。
建物がきれいでも古っぽく感じさせることで、税金を無駄遣いしてないアピールなのだろうか。
行くたびに寂しい気持ちになる。

お役所仕事が叩かれるようになってから、職員の接し方はよくなってきている気がする。
しかし、仕事っぷりは相変わらず。
すっごく親切だけど融通がきかないよね。
何も解決せずに時間だけが浪費されていく。
法律とかいろいろあるだろうけど、なんとかならんものか。
民間だったら真っ先に淘汰されるレベルだわ。

入り口の案内係の男性がジュノンボーイも負けるほどのイケメンだった。
そしてすごくやさしい。
タイプというわけではないのに、ドキドキしちゃうじゃないか。
あのきらきらスマイルを役所に置いておくだけではもったいない。
人材の無駄遣いっぷりがハンパなかったけれど、これが彼の望む道なら仕方がない。
薄暗い庁舎を明るくするあの笑顔をみると、何も解決しなかった徒労が少しだけ許せた気持ちになる。
あの配置はそれが狙いか?