落ちこぼれでも同意できない
もう古い話になってしまったが、AKB48総選挙で指原が二連覇した。
フジでもウザいほどCMがバンバン流れていたけれど、そのときに気になったのが、去年指原が1位になったときのセリフだ。
全国の落ちこぼれのみなさん、私の1位を勇気にかえてください。
一言一句、覚えてはいないけれど、こんなことをいっていた。
これに違和感を覚えた。
指原は登校拒否なのか引きこもりをしていたとよく語っている。
そして親に迷惑をかけたとも。
そんな私がアイドル界の頂点にたった、ということはわかるが、なぜそれが落ちこぼれの勇気になるのかわからない。
こんなダメな私でも1位になれたんだから、みんなもがんばってねと鼓舞していることはわかる。
でも、本当の落ちこぼれはアイドルみたいな華やかな世界にはいけないし、がんばり方が違うんだから参考にもなりゃしない。
指原ファンにしか効果がないと思う。
それなのに、名言のように扱われ、CMにも使われることが違和感。
指原も本望ではないかもしれないけれど、本当の落ちこぼれはお前を見てがんばったところでどうにもならないよ、と思っているだろう。
私はその一人だ。
ゲロブスといわ、アイドルの落ちこぼれでも1位になったことはすごい。
でも、その成果を全国の落ちこぼれにまで言及するのはやりすぎだと思う。
ちなみに私は、指原が好きでも嫌いでもない。
アイドルという枠の中ではがんばっているなーとは思うけれど、別にトークがうまいとは思わないし。
視線や話の節々に感じられる、女特有のいやらしさもオバサン受けしない要因だと思う。
高齢化社会のいま、生き残るにはF2以上の人の指示は必要不可欠。
頭は悪くないんだから、ここを狙っていけばもっと長く芸能界を泳いでいけると思う。
ポテンシャルが高いだけに、今後はもっとがんばってほしい。
落ちこぼれながら、上から目線でアドバイスしてみた。
なんだかんだいって、成功したもん勝ちだから、生き残りたかったら誰に何を言われようとも己を貫いてほしい。