新たなギャル
美人ギャルが去り、新たなギャルがやってきた。
どうしてこうもギャルばかりやってくるのか。
そんなところになぜ私が採用されたのか。
本当にわからない。
このギャルがいままでで一番ギャルっぽいかも。
見た目も中身も。
いろいろとぶっとんでいてついていけないけれど、意外と気遣いのできる人。
紹介かつ経験者だから仕事はできるし職場へもすぐなじんでいる。
ギャルのコミュ力、本当にすごい。
久しぶりに会ったラスボス系ギャルはますます貫禄を増していた。
率先して嫌な仕事をスルーして、巧みに押し付けてくる。
あの流れは見事だ。
うまく立ち回る様は職人レベル。
先輩とはいえ激しく上から目線だし、ちょっと苦手ではある。
でも、この人は低レベルな職場では珍しく常識がある。
新人ギャルはまったくない。
基本、誰でもウエルカムなのか、掃き溜めのような職場である。
そして相変わらず利益が出ていない。
それなのに社員旅行を企画しているっぽい。
さすがにこれはパス!
こんな状況じゃ自腹だろうし、何泊もギャルとともに過ごすのは地獄だって。。。
これは何がなんでも阻止しよう。
ギャルにまみれて数ヶ月、いまだに慣れることはない。
そんな自分がすごいと思う。
少しは慣れろよ、と思うけれど、この環境に慣れるのは危険である。
だって、四国って何?に慣れるということだもん。
ないわー。
ダメ職場ではあるけれど、そこにいる自分も同類ということ。
でも、ギャルにはなれないし、ならないけどね。