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底辺からなんとかはいあがろうとするも、やる気のないダメ人間の怠惰な日常

シンガーソングライター

もはや鼻歌とはいえないレベルで歌いながら走っていく人がいる。

ときには自転車に乗りながら、いまの自分の気持ちなのか支離滅裂なワードを歌にのせているのである。

時間帯を問わず近所に出没するのでとても気になっている。

 

さっき遭遇したときには、「おれはおれはやってるぞー」みたいな歌詞をリピートしていた。

メロディもめちゃくちゃで、高低差が激しい。

シャウトすることもあるし、裏声で熱唱することもある。

楽譜を起こしたらすごいことになりそうだ。

 

初めて遭遇したときには精神的に何かあるのか、無職の暇人なのか、いろいろ考えたけれど、作業服を着た彼がスーパーでふつうに買い物をしているのを何度も見たので、ただ単に歌いたいだけなのかもしれない。

それがさらに恐怖を覚えさせるのだが。

つねに歌いながら移動しているわけではなく、いきなり歌唱ショーがスタートするので、夜道で遭遇するとかなりびびる。

ただ歌っているだけで危害を加えるわけではないし、家の前を通ってもうるさいのは一時的なのでたいした被害はないのだけれど、総合するとただただ迷惑である。

 

顔を覚えるほど頻繁に遭遇しているわけだが、職場では誰も知らないというので驚きだ。

みんな近くに住んでいるのに。

限られた人にしか姿をあらわさない妖精なのか???

私を選んでくれるなんて迷惑な話だ。