表の顔と裏の顔
今日はやる気が出ないので、ギャルとずっとしゃべっていた。
職場全体が暇だとたいていこうなる。
そこにある男がやってきて、「暇なら食事へ行こう」とギャルを誘った。
すると、新たな仕事を教えるからと、私をひっぱりその場を去った。
この人とギャルは結構仲が良い。
たまにお茶したりもしてるし、そのつどおごってもらえるから便利だと話していた。
でも、今日は勝手が違う。
何かイヤなことでもされたのかと心配したが、やたらと食事に誘われて困っていたらしい。
今回はタイミングよく私がいたので、その場を去る理由を作れたというわけだ。
「仕事が一緒じゃなかったらあんた(男)となんか食事しないから!」
そういって怒っていたけれど、しばらくしてまたその男と遭遇したら、とても仲よさそうに振舞っていた。
この使い分け、さすがである。
お菓子をもらったようで、私にもわけてくれた。
ギャルを敵に回さないようにしよう。
改めてそう誓ったのであった。