底辺からなんとかはいあがろうとするも、やる気のないダメ人間の怠惰な日常

マッドシティ

わが街の治安がやばい。

田舎のくせに不良外国人が大量にいて、しかも多国籍だから、彼らだけで抗争があるようだ。

日本人そっちのけなのはいいけど、火の粉が少しでも飛び散るからめんどくさい。

 

日本人のレベルも相当やばい。

毎日のように事件が起こる。

露出狂はもちろん、刃物を持って走り回る人や、突然叫んだり石を投げたりする人も。

ここは本当に日本か。

 

夜道を歩いていて怖い思いをしたことはないが、真っ昼間に住宅街で酔っ払いが座り込んでる光景はよく目にする。

スラムとしかいいようがないけど、大きなマンションが建設されたり、ショッピングモールがオープンしたりと、人口は増えてるみたい。

家賃や土地が安いからだろうが、こんなところでよく子育てしようと思うな。

 

子持ちギャルたちの話では、先生も弱すぎてクソガキがはびこってるらしい。

万引きを繰り返しても叱らない親がいる。

こんな環境だから、最低限のしつけはしっかりしないと!

そう意気込んでいたが、夜中まで遊びに連れ出すことは抵抗がないらしい。

深夜に幼児をスナックへ連れていく夫婦もいるから、うちはまだ普通だといわれてたまげた。

次元が違いすぎる。

 

この土地にきて、今まで暮らしてきた環境はどれほど平和だったか思い知らされる。

「あなたとは住む世界が違うの」というセリフ、実際に言うことも聞くこともないと思っていたけど、ここでなら言えるし聞ける。

本当に住む世界が違うわ。

 

そんなマッドシティにどっぷりつかって生きてきた人が集うわが職場。

相変わらずやる気スイッチは故障中だけど、尻を叩いて午後から働いてこなくちゃ。

昭和の家電は叩けばなおる。