底辺からなんとかはいあがろうとするも、やる気のないダメ人間の怠惰な日常

特殊能力2

能力というほどでもないけど、雑誌のすごく小さなインフォメーションなどに載っている人を見ると、その人が売れるか売れないかわかることがある。

最初に実感したのはキンキキッズで、友だちの家で読んだ明星に関西のジャニーズがどうのこうのという感じで、デビュー前の2人の写真が小さく載っていた。

ジュニアとして売れる前の、まさに出たばかりくらいのとき。

とくに好みの顔ではないし、すごく目立つデザインでもなかったけれど、なんか気になったらものすごく売れていた。

 

別の雑誌だけど、次に目にはいったのは、ともさかりえ

舞台かなんかに出るという、本当に小さい記事だった。

デビューするとかなんとかで、お父さんの話もあったような?

本人にも舞台にも興味はわかず、ただ「へぇ」としか思わなかったけれど、やっぱりなんか気になっていたら、彼女も売れた。

 

例が思い浮かばないけど、ドラマのちょい役で印象的だった人がブレイクしたこともある。

いずれのパターンも、とくに気に入ったわけではないのに、なぜか気になったということ。

なんとなくピンとくるというか。

そのときには気付かないことが多いけど、何回も繰り返すうちに、この感覚を味わったときは「売れるな」と思うことがある。

やっぱり売れる人は下っ端でもオーラがあるのかも。

 

最近はこの能力が衰えているのか、これといった人を見つけていない。

せいぜい小ヒットくらい。

ドラマは見ているけれど、雑誌はあまり見ないからかも。

しかも、雑誌の場合は自分で買ったものよりも、人から借りて読んだり、美容院で読んだりしたものから見つけることが多いから、見つける機会が減ってしまった。

こうして見つけた人たちが売れると自分の目は正しかったと自信がつくが、それでもファンになることはない。

 

似たようなものとして、バーゲン中の店でほしいと思ったものがことごとくセール除外品だったりする。

自分の選んだものはまだ安売りできない価値があるのか!と思うけれど、なんのメリットもないからおもしろくない。

もっと実用的な能力がほしい。