好きなアイドルソング7「大声ダイヤモンド」AKB48
私の好きなB級ドラマ「メン☆ドル」のエンディング。
こじはる、たかみな、峯岸がイケメンアイドルとしてデビューすることになる話。
当時は彼女らがAKB48ということもわからず、これまたビミョーなアイドルのドラマを見つけた‼と思って見始めたものだった。
アイドル設定だから劇中歌もあるけど、それよりエンディングの疾走感あふれる大声ダイヤモンドにひかれた。
このあたりからAKB48がメジャーになり、顔と名前が一致するメンバーが増えた。
いろんな曲がヒットしたけど、私にとっては大声以上のものはない。
何かが始まる予感をただよわせるギターの音ではじまり、走り出したくなるようなテンポのイントロが大好きだ。
この曲もノリがいいのに切なさを含んだ、私が好きなタイプのメロディーである。
アウトロなしで終わるところも好きだけど、最初は「声に出せば光輝く」のメロがいらないのでは?と思っていた。
でも、聴けば聴くほど、感情吐き出して~のパートとサビをつなぐには必要だと思うようになった。
異質な感じが逆に心地いいというか。
歌詞は秋元康節が炸裂。
大好きなど、同じ言葉を繰り返す。
バスがでてくる上に追いかけてしまう。
女性ボーカルだけど一人称は僕。
王道すぎるけど、まっすぐな気持ちが伝わる歌詞で、女子高生にはぴったりな内容だ。
こんなに自分の気持ちをストレートにぶつけられたら気持ちいいだろうな。
大サビは、最初は静かに、そして次に大きくなることで感情が爆発していく感じがよい。
この不器用だけどまっすぐな気持ちは、歌がうまいアーティストよりも、キラキラした十代のアイドルのほうがあうと思う。
あれだけ激しく踊りながら歌うのは大変だろうけど、この曲に限っては口パクじゃなくて生歌がいいな。
大人になると忘れてしまいがちな思いを物置から引っ張り出されたような気持ちになる歌。
これもカラオケで歌いたいけど、一般知名度があまり高くないのが残念。
AKB48だからという理由で聞いてもらえないだろうけど、この曲はAKB48だからいいと思う。
ただし、私が思うAKB48はこの当時のこのメンバーであって、現在の彼女たちや現役メンバーでは琴線にふれないかもしれない。