どすこい!
思い出したように浴衣を引っ張り出してきて、動画を見ながら着付けにチャレンジしてみた。
ものすごくプラスにとらえても力士。
もしくは田舎の子ども。
きちんと着付けはできたけれど、まったく似合わない。
顔は純日本人なのに。
化粧や髪型をアレンジしてみてもかわらず、あまりの似合わなさに泣けてくる。
自撮りしてみたけど、あまりのひどさにそっこー消した。
もっと泣けるのは、浴衣を着ていく場所がないことだ。
祭りにも花火大会にも行かないし。
でも、せっかく着付けができたので、浴衣を着てどっかに行きたい。
浴衣の女性は無料!とかいうイベントでも行くか。
ぼっち喪女でも受け入れてもらえるかわからないけど。
自分が良くても周りに気を遣わせてしまいそうだ。
日本の伝統的な衣服でありながら、日常的には着られないとは難儀。
いや、堂々と着てしまえばいいのだろうけど、現代の日本では目立ちすぎる。
浴衣を着て歩いているだけで、子どもに指を差されるところをたくさん見てきた。
祭りでもないのに浴衣を着ると、好奇の目にさらされてしまうのだ。
もっとカジュアルに浴衣を着られるといいのになー。
着付けができれば、お祭りや花火大会デートのあとにラブホへ行っても問題なし!
という、宝の持ち腐れ的なスキルを手に入れた。
相手云々の前に、祭りの翌日も浴衣姿なんて、やっちゃったとしかいいようがないじゃないか。
そういう人たちが堂々と振舞えるよう、やはり浴衣の日常性が向上することを祈る。
私には関係ない世界だけど。